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Home»伝統工芸イベント»2026年6月から行きたい日本工芸展9選|染織・陶芸・工芸公募展

2026年6月から行きたい日本工芸展9選|染織・陶芸・工芸公募展

2026年5月25日Updated:2026年5月25日 伝統工芸イベント 1 Views
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2026年6月から行きたい日本工芸展9選|染織・陶芸・工芸公募展

2026年6月から秋にかけて、全国各地で日本工芸に関する展覧会や公募展、巡回展が続きます。染織、陶芸、地域工芸、現代手工芸、工芸とIPの接点まで、これから開催予定の展示を中心に整理しました。

この記事では、今後開催される日本工芸関連の展覧会・イベントを9件取り上げ、会期・会場・ジャンル・入場料・見どころを紹介します。単なるイベント一覧ではなく、素材や技法、展示の文脈、読者タイプ別の選び方まで、工芸ジャポニカ編集部の視点で解説します。

この記事でわかること

  • 2026年6月以降に開催予定の日本工芸関連イベント
  • 染織、陶芸、地域工芸、現代手工芸、工芸とIPの見どころ
  • 初心者、工芸ファン、コレクター、法人担当者、海外読者別の選び方
  • 来場前に確認すべき会期・入場料・予約・販売条件・撮影可否

目次

  • 2026年6月以降に開催予定の日本工芸展は?
    • 「これから行ける展示」に絞って選ぶ
    • 公募展・美術館展示・巡回展を分けて見る
  • 2026年6月以降の工芸展・イベント一覧
    • イベント一覧比較表
    • 表を見るときの注意点
  • 地域工芸を見たいなら、どの展示を優先すべき?
    • 第60回 西部伝統工芸展
    • 第73回 日本伝統工芸展
  • 素材と技法を深く見るなら、どの展示がおすすめ?
    • 第35回記念 一般社団法人 工芸美術 日工会展
    • 第60回 日本伝統工芸染織展 福岡会場
  • 陶芸・うつわを見るなら、どの展示が注目?
    • ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―
    • 江崎一生・加守田章二・森陶岳 1969-71|変容する陶の交差
  • 工芸とIP・教育・現代手工芸を見るなら?
    • ポケモン×工芸展―美とわざの大発見― 広島会場
    • 工芸総合演習 2026「深化する工芸」
    • 公募 第5回 現代手工芸展
  • ジャンル別に見るなら、どの展示が面白い?
  • 読者タイプ別に選ぶなら、どの工芸展がおすすめ?
  • 工芸展に行く前に確認すべきことは?
    • 来訪前チェックリスト
  • これからの工芸シーンをどう読むべき?
    • 工芸展は「見る場所」であり「関係が生まれる場所」でもある
    • 工芸を「和風」や「観光」だけで消費しないために
  • よくある質問
  • 展示・イベントPR掲載・取材相談について

2026年6月以降に開催予定の日本工芸展は?

2026年6月以降は、地域工芸の公募展、染織展、陶芸展、現代手工芸展、工芸とIPを接続する巡回展など、工芸を多角的に見られる展示が続きます。まずは会期が近い展示から確認し、夏以降の展示も早めに予定へ入れておくと動きやすくなります。

「これから行ける展示」に絞って選ぶ

本記事では、これから開催される展示、またはこれから巡回会場が始まる展示を中心に構成しています。

地域工芸を見たい方には西部伝統工芸展の巡回、染織に関心がある方には日本伝統工芸染織展の福岡会場、陶芸やうつわに関心がある方にはルーシー・リー展、家族や若い読者に工芸の入口を作りたい方にはポケモン×工芸展の広島会場が候補になります。

公募展・美術館展示・巡回展を分けて見る

工芸展には、公募展、美術館展示、巡回展、大学による教育展示、販売を伴う可能性のある催事など、さまざまな形式があります。公募展では作家や地域の現在地、美術館展示では体系的な文脈、巡回展では地域ごとの受け止め方を見ることができます。

同じ「工芸展」でも、会場の性格によって見るべきポイントは変わります。購入や相談を考える場合は、販売可否、受注条件、配送、支払い方法を会場または公式情報で確認してください。

2026年6月以降の工芸展・イベント一覧

今後開催予定の工芸展・イベントを、会期・会場・ジャンル・入場料・購入可否・おすすめ読者で整理しました。国内の公募展・美術館展示・大学展示に加え、工芸とIPを接続する巡回展も含めています。

イベント一覧比較表

展示・イベント名 会期 会場 ジャンル 入場料 購入可否 おすすめ読者
第60回 西部伝統工芸展 熊本:2026年6月4日(木)〜6月9日(火)/沖縄:2026年6月30日(火)〜7月5日(日) 熊本・沖縄の巡回会場 地域工芸、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸 無料 会場で確認 九州・山口・沖縄の工芸を見たい人
第35回記念 一般社団法人 工芸美術 日工会展 2026年6月16日(火)〜6月21日(日) 東京都美術館 ロビー階 第4展示室 陶磁、染織、漆芸、七宝、金工、硝子、人形、皮革、刺繍など 公式サイトで確認 鑑賞中心 現代の工芸美術を広く見たい人
ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ― 2026年7月4日(土)〜9月13日(日) 東京都庭園美術館(本館+新館) 陶芸、うつわ、現代工芸 一般1,400円、大学生1,120円、高校生・65歳以上700円、中学生以下無料 鑑賞中心 陶芸・うつわ・デザインに関心がある人
ポケモン×工芸展―美とわざの大発見― 広島会場 2026年7月10日(金)〜9月23日(水・祝) 広島県立美術館 工芸、陶芸、金工、漆芸、木工、染織、IP表現 公式サイトで確認 グッズ・抽選販売等は公式情報で確認 工芸初心者、ファミリー、若年層、海外読者
第60回 日本伝統工芸染織展 福岡会場 2026年7月15日(水)〜7月20日(月) 福岡三越 9階 三越ギャラリー 染織、テキスタイル 公式サイトで確認 鑑賞中心 染織・着物・テキスタイルファン
工芸総合演習 2026「深化する工芸」 2026年7月17日(金)〜7月21日(火) 東京藝術大学大学美術館 陳列館1・2階 工芸、教育展示、現代工芸 無料 鑑賞中心 工芸教育・若手表現・制作研究に関心がある人
第73回 日本伝統工芸展 東京:2026年9月2日(水)〜9月15日(火) 日本橋三越本店 本館7階 催事会場 陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸 東京会場は無料 鑑賞中心 日本工芸会系の総合公募展を見たい人
江崎一生・加守田章二・森陶岳 1969-71|変容する陶の交差 2026年9月6日(日)〜11月29日(日) 益子陶芸美術館 陶芸、現代陶芸、作家研究 公式サイトで確認 鑑賞中心 陶芸史・現代陶芸・作家研究に関心がある人
公募 第5回 現代手工芸展 2026年10月7日(水)〜10月14日(水) 東京都美術館 2階 第4展示室 現代手工芸、公募展 公式サイトで確認 鑑賞中心 手工芸、現代クラフト、公募展に関心がある人

表を見るときの注意点

この表は、編集部が確認できる公式情報をもとに整理したものです。会期・入場料・休館日・販売条件は、主催者や会場の判断により変更になる場合があります。来場前には必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

購入可否や受注・配送・支払い方法については、展示や作品によって異なります。販売を伴う可能性のある催事であっても、すべての作品が購入対象とは限りません。購入を検討する場合は、公式サイトまたは会場スタッフへ確認するのが安全です。

地域工芸を見たいなら、どの展示を優先すべき?

地域工芸を知るには、地域ごとの公募展や巡回展を見ることが有効です。産地や技法の違いだけでなく、その地域でどのような作家が活動しているのかを確認できます。

第60回 西部伝統工芸展

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会期:熊本会場 2026年6月4日(木)〜6月9日(火)/沖縄会場 2026年6月30日(火)〜7月5日(日)

ジャンル:陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸など

観覧料:無料

第60回西部伝統工芸展は、九州・山口・沖縄の伝統的な工芸技術を受け継ぎ、今日の生活に即した作品を発表する展覧会です。地域工芸を知るうえで、東京中心の情報では見落としがちな作家や技法に触れられる機会になります。

見る際には、陶芸、染織、漆芸、金工といった部門の違いだけでなく、地域ごとの素材や生活文化との関係に注目すると理解が深まります。
(参照:第60回西部伝統工芸展|公益社団法人日本工芸会)

第73回 日本伝統工芸展

東京会場:2026年9月2日(水)〜9月15日(火)

会場:日本橋三越本店 本館7階 催事会場

観覧料:東京会場は無料

日本伝統工芸展は、日本工芸会を代表する総合公募展です。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸など、複数分野の工芸作品を一度に見ることができます。

個別ジャンルを深く見る前に、現在の日本工芸の全体像を把握したい読者に向いています。公募展としての性格上、技術の継承だけでなく、現代における表現の展開も見どころになります。
(参照:第73回日本伝統工芸展|公益社団法人日本工芸会)

素材と技法を深く見るなら、どの展示がおすすめ?

工芸展は、素材と技法を意識して見ると、作品の理解が大きく変わります。陶芸、染織、金工、漆芸、硝子、皮革、刺繍など、工芸には多様な素材と工程があります。

第35回記念 一般社団法人 工芸美術 日工会展

会期:2026年6月16日(火)〜6月21日(日)

会場:東京都美術館 ロビー階 第4展示室

内容:陶磁、染織、漆芸、七宝、金工、硝子、人形、皮革、刺繍など

日工会展は、幅広い工芸美術を一度に見られる展覧会です。陶磁、染織、漆芸、七宝、金工、硝子、人形、皮革、刺繍など、素材と技法の幅が広いため、工芸をジャンル横断で見たい読者に向いています。

展示を見る際は、同じ「工芸美術」という枠の中でも、素材ごとに表現の方向性が異なる点に注目するとよいでしょう。素材が変わると、制作工程だけでなく、作品の重さ、光沢、質感、時間性も変わります。
(参照:第35回記念 一般社団法人 工芸美術 日工会展 募集要項|一般社団法人 工芸美術 日工会)

第60回 日本伝統工芸染織展 福岡会場

用語:染織(せんしょく)とは

染織とは、糸や布を染める技術と、糸を織り上げる技術を含む工芸ジャンルの総称です。友禅、型染、紬、絣、綴織など多様な技法があり、色や文様だけでなく、素材・糸・構造・制作工程に固有の表現があります。

会期:2026年7月15日(水)〜7月20日(月)

会場:福岡三越 9階 三越ギャラリー

第60回日本伝統工芸染織展は、日本工芸会の染織部会展として開催される展覧会です。染織を専門的に見たい読者にとって、糸、布、染料、文様、織りの構造を一度に確認できる機会になります。

染織展を見る際は、色や文様だけでなく、染めと織りの構造、糸の質感、布としての張りや揺らぎに注目すると、作品の理解が深まります。着物や布地としての美しさだけではなく、素材と技法の積み重ねとして見ることが大切です。
(参照:第60回日本伝統工芸染織展|公益社団法人日本工芸会)

陶芸・うつわを見るなら、どの展示が注目?

陶芸は、素材としての土、成形、釉薬、焼成、器としての機能、造形性が重なる工芸領域です。うつわとしての用途だけでなく、色彩、厚み、重心、表面の質感を見ると作品の理解が深まります。

ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―

用語:陶芸とは

陶芸とは、土を素材とし、成形、乾燥、施釉、焼成などの工程を経て器物や造形作品を制作する工芸領域です。うつわとしての用途だけでなく、形、釉薬、焼成、手触り、空間との関係も重要な見どころになります。

会期:2026年7月4日(土)〜9月13日(日)

会場:東京都庭園美術館(本館+新館)

休館日:毎週月曜日。ただし7月20日は開館、7月21日は休館

開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)

観覧料:一般1,400円、大学生1,120円、高校生・65歳以上700円、中学生以下無料

注意:本展は日時指定予約制です。来館前にチケットを購入してください。

ルーシー・リーは、20世紀を代表する陶芸家の一人です。東京都庭園美術館の公式情報では、本展はリーと関連作家の作品をあわせて展示し、彼女が出会った人や時代背景を交えながら、その造形の源泉や作品に表された信念を紹介する展覧会として案内されています。

陶芸やうつわに関心がある読者は、形の緊張感、釉薬の表情、色彩、口縁の薄さ、器としての用途と造形性の関係に注目するとよいでしょう。日本の伝統工芸展ではありませんが、工芸・陶芸・デザインを横断して考えるうえで重要な展覧会です。
(参照:ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―|東京都庭園美術館)

江崎一生・加守田章二・森陶岳 1969-71|変容する陶の交差

会期:2026年9月6日(日)〜11月29日(日)

会場:益子陶芸美術館

益子陶芸美術館の年間スケジュールでは、「江崎一生・加守田章二・森陶岳 1969-71|変容する陶の交差」が予定されています。1969年から1971年にかけて開催された三人展を再考し、当時の陶芸表現を振り返る企画です。

陶芸を「産地」や「うつわ」だけで見るのではなく、作家同士の交差、時代背景、造形の変化から捉えたい読者に向いています。現代陶芸や作家研究に関心がある方は、早めに会期を確認しておきたい展示です。
(参照:年間スケジュール|益子陶芸美術館)

工芸とIP・教育・現代手工芸を見るなら?

工芸は、伝統技法だけでなく、キャラクターIP、教育研究、現代手工芸とも接続しています。若い世代や海外読者に工芸を伝えるうえでは、こうした入口も重要です。

ポケモン×工芸展―美とわざの大発見― 広島会場

会期:2026年7月10日(金)〜9月23日(水・祝)

会場:広島県立美術館

概要:日本を代表する工芸作家が、ポケモンの姿や世界観を多彩な技と素材で表現する展覧会です。

ポケモン×工芸展は、キャラクターを入口にしながら、陶芸、金工、漆芸、木工、染織などの工芸技法に触れられる展覧会です。広島県立美術館公式では、中国・四国エリア初開催で、約100点の作品を展示すると案内されています。

この展覧会の面白さは、ポケモンを単なるキャラクターとして見るのではなく、工芸技法によってどのように素材化・造形化されているかを見られる点にあります。工芸初心者、ファミリー、若年層、海外読者にとって、工芸への入口として強い企画です。
(参照:ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―|広島県立美術館)

工芸総合演習 2026「深化する工芸」

工芸総合演習 2026「深化する工芸」
工芸総合演習 2026「深化する工芸」|東京藝術大学大学美術館

会期:2026年7月17日(金)〜7月21日(火)

会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館1・2階

観覧料:無料

東京藝術大学大学美術館で開催される「工芸総合演習 2026『深化する工芸』」は、工芸教育や若い表現の現在地を見るうえで注目したい展示です。公式情報では、会期中無休、観覧無料と案内されています。

工芸を職人技や伝統の継承だけでなく、教育、研究、実験、表現の場として見たい読者に向いています。若い作り手がどのように素材と向き合い、現代の工芸表現を探っているかを知る入口になります。
(参照:工芸総合演習 2026「深化する工芸」|東京藝術大学大学美術館)

公募 第5回 現代手工芸展

会期:2026年10月7日(水)〜10月14日(水)

会場:東京都美術館 2階 第4展示室

主催:現代手工芸作家協会

公募 第5回 現代手工芸展は、現代手工芸作家協会による公募展です。公式情報では、東京都美術館での開催が案内されています。

現代手工芸は、伝統工芸や美術工芸とは異なる文脈を持ちながら、素材への手仕事、装飾性、日常との関係を考えるうえで重要な領域です。クラフト、ハンドメイド、現代工芸、手工芸の境界に関心がある読者に向いています。
(参照:公募 第5回 現代手工芸展|現代手工芸作家協会)

ジャンル別に見るなら、どの展示が面白い?

工芸展は、ジャンル別に見ると選びやすくなります。染織、陶芸、地域工芸、現代手工芸、工芸とIP、工芸教育では、それぞれ見るべきポイントが異なります。

ジャンル おすすめ展示 見るポイント
地域工芸 西部伝統工芸展、日本伝統工芸展 地域の担い手、公募展、産地の広がりを見る。
染織 日本伝統工芸染織展 福岡会場 糸、染料、文様、織りの構造に注目する。
陶芸 ルーシー・リー展、益子陶芸美術館の陶芸展 形、釉薬、色彩、器としての用途と造形性を見る。
工芸美術 日工会展 陶磁、染織、漆芸、金工、硝子など素材の違いを見る。
工芸×IP ポケモン×工芸展 キャラクターを工芸技法がどのように変換しているかを見る。
工芸教育 工芸総合演習 2026「深化する工芸」 若い作り手の素材研究、実験、表現の方向性を見る。
現代手工芸 公募 第5回 現代手工芸展 手仕事、素材、現代クラフトの広がりを見る。

読者タイプ別に選ぶなら、どの工芸展がおすすめ?

初心者、工芸ファン、陶芸好き、法人担当者、海外読者では、優先して見るべき展示が変わります。目的に合わせた選び方の参考にしてください。

読者タイプ おすすめ展示 見るポイント
工芸初心者 ポケモン×工芸展、ルーシー・リー展、日本伝統工芸展 入口がわかりやすい展示や、複数ジャンルを見られる展示から入ると理解しやすいです。
工芸ファン・技法を深く見たい人 日工会展、日本伝統工芸染織展、西部伝統工芸展 素材・技法・制作工程に注目し、作品の表面だけでなく構造を見ると理解が深まります。
陶芸・うつわ好き ルーシー・リー展、益子陶芸美術館の陶芸展 形、釉薬、色彩、器としての緊張感と美しさを見るのに向いています。
家族・若年層 ポケモン×工芸展 親しみやすいテーマを通じて、工芸技法に触れる入口になります。
法人・BtoB担当者 日本伝統工芸展、日工会展、ポケモン×工芸展、ルーシー・リー展 法人ギフト、ホテル・旅館・店舗の空間演出、地域文化PR、IP連携のリサーチに向いています。
海外読者・在日外国人 ポケモン×工芸展、ルーシー・リー展、日本伝統工芸展 英語で説明しやすい入口、国際的な作家性、素材文化としての文脈を重視すると選びやすくなります。

工芸展に行く前に確認すべきことは?

会期・休館日・入場料・予約・販売条件は、展示によって大きく異なります。来場前に公式情報で確認することが、鑑賞の満足度を高める最初のステップです。

来訪前チェックリスト

  • 会期・最終日・休館日を公式サイトで確認したか
  • 最終入場時間を確認したか
  • 事前予約・日時指定チケットが必要か確認したか
  • 撮影可否を確認したか
  • 作品の販売・受注・抽選販売の有無を確認したか
  • 購入を検討している場合、支払い方法・配送対応を確認したか
  • 関連トークイベント・ワークショップ・作家在廊日の有無を確認したか
  • 図録・カタログの販売有無を確認したか

販売を伴う催事もありますが、購入可否・受注条件・配送・支払い方法は展示や作品によって異なります。会場スタッフへ事前に確認するか、公式サイトの情報をご参照ください。

これからの工芸シーンをどう読むべき?

これから開催される工芸展を見渡すと、工芸が「伝統を守るもの」という一面だけでは語れない領域にあることが見えてきます。地域公募展は作家と産地の現在地を示し、陶芸展は素材と造形の深まりを見せ、工芸とIPの展示は若い世代や海外読者に届く新しい入口をつくっています。

工芸展は「見る場所」であり「関係が生まれる場所」でもある

工芸展は単なる鑑賞の場ではありません。作家、工房、ギャラリー、コレクター、法人担当者、地域の文化機関など、さまざまな立場の人が、工芸という共通言語を介して出会う接点でもあります。

公募展であれば、地域や技法ごとの担い手の現在地を知ることができます。美術館展示であれば、歴史・素材・造形を整理して見ることができます。大学展示では、若い作り手の思考や素材への向き合い方を確認できます。こうした「関係の場」としての工芸展の価値は、オンラインでは代替しにくいものです。

工芸を「和風」や「観光」だけで消費しないために

編集長コメント

工芸展に行くとき、作品を「美しい」「日本的」という印象だけで終わらせないことが大切だと、編集部は考えています。土、糸、漆、金属、木、硝子、皮革といった素材が、どのような手順と時間を経て形になっているのか。その作品がどのような場で見せられ、誰に届けられようとしているのか。そこまで見ると、工芸展は単なるお出かけ情報ではなく、現在の工芸を読む入口になります。

また、地域の公募展や大学の展示、現代手工芸の公募展は、工芸が一部の有名作家や大都市だけで成り立っているわけではないことを教えてくれます。工芸の地理的な広がりや、若い作り手の試行錯誤に目を向けることも、これからの工芸を考えるうえで重要です。

よくある質問

これから開催される工芸展について、来場前に迷いやすい点をまとめました。

これから開催される工芸展で、初心者におすすめなのはどれですか?
ポケモン×工芸展、日本伝統工芸展、ルーシー・リー展が入口としてわかりやすい候補です。キャラクター、総合公募展、陶芸・うつわなど、関心のある入口から工芸に触れると理解しやすくなります。
染織を見たい場合、どの展示がおすすめですか?
第60回日本伝統工芸染織展の福岡会場がおすすめです。染め、織り、糸、布、文様の構造を専門的に見ることができます。
陶芸やうつわに関心がある場合、どの展示を見るべきですか?
ルーシー・リー展と、益子陶芸美術館の陶芸展が候補です。うつわの形、釉薬、色彩、作家性、現代陶芸の文脈を見ることができます。
地域工芸を知りたい場合はどの展示がよいですか?
第60回西部伝統工芸展や第73回日本伝統工芸展が候補です。地域ごとの作家、素材、技法、作品の傾向を確認できます。
家族や子どもと行きやすい工芸展はありますか?
ポケモン×工芸展は、キャラクターを入口にしながら工芸技法に触れられる展示です。ファミリーや若年層にとって、工芸への入口になりやすい企画です。ただし混雑やチケット条件は公式サイトで確認してください。
法人ギフトや空間演出のリサーチに適した工芸展はありますか?
日本伝統工芸展、日工会展、ルーシー・リー展、ポケモン×工芸展などは参考になります。実際の素材、仕上がり、展示方法、来場者の反応を見ることで、法人ギフト、ホテル・旅館・店舗の空間演出、地域文化PRの企画につなげやすくなります。
展覧会の会期や料金はどこで確認すべきですか?
必ず主催者、美術館、百貨店、工芸団体などの公式サイトで確認してください。会期、休館日、最終入場時間、日時指定予約、販売条件は変更される場合があります。

展示・イベントPR掲載・取材相談について

工芸ジャポニカでは、工芸展・地域イベント・作家活動・産地プロモーションの取材、PR掲載、英語発信のご相談を受け付けています。

展示情報をより広く届けたい主催者、ギャラリー、自治体、地域振興担当者、工房、作家の方は、工芸ジャポニカ編集部までお気軽にご相談ください。国内向けの記事化だけでなく、海外読者への紹介、法人向け提案、工芸品を活用した空間演出やギフト企画の文脈づくりも含めてご相談いただけます。

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*本記事は、公開時点で公式情報を確認できる開催予定イベントを中心に整理しています。会期・入場料・休館日・販売条件・展示内容は変更になる場合があります。来場前には必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

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佐藤 誠一|Kogei Japonica 編集長
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日本の伝統文化の魅力を世界へ発信する専門メディア「Kogei Japonica」編集長。アート・メディア・テクノロジー領域を横断する専門家として、複数のデジタルメディアの統括や、国内外の芸術祭を支援するデジタルプロジェクトの責任者を務める。
最先端のAI・デジタル表現にも深く精通しており、「伝統工芸」と「テクノロジー」を掛け合わせることで、工芸のサステナビリティと新たな文化発信のあり方を推進。人間国宝から若手作家まで現代の工芸シーンにおける一次情報や現場でのリサーチを重んじ、独自の編集視点とメディア運営の知見を通して、日本の工芸文化の「今」を深く、分かりやすく伝えている。

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