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Home»PR»京都の伝統工芸を“素材”から見つめ直す。新・京都学講座「素材をひらく―漆と染料で紡ぐ伝統工芸の世界」開催

京都の伝統工芸を“素材”から見つめ直す。新・京都学講座「素材をひらく―漆と染料で紡ぐ伝統工芸の世界」開催

2026年3月15日1 Min Read PR 伝統工芸イベント 9 Views
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京都の伝統工芸を“素材”から見つめ直す。新・京都学講座「素材をひらく―漆と染料で紡ぐ伝統工芸の世界」開催

日本の美意識を象徴する京都の工芸品。その美しさの背景には、脈々と受け継がれてきた「素材」と、それを支える専門家たちの継続的な取り組みが存在しています。
この度、京都府立京都学・歴彩館にて、工芸の根幹をなす素材に焦点を当てたトークイベント「新・京都学講座 素材をひらく―漆と染料で紡ぐ伝統工芸の世界」が2026年3月29日に開催されます。本記事では、工芸ジャポニカ編集部が、当イベントの要点と見どころを整理してご紹介します。

  • 工芸を「素材」から紐解く新講座
    京都の伝統工芸を支える染料と漆の老舗材料店代表が登壇し、普段は表に出ることの少ない現場の知見を共有します。
  • 持続可能なものづくりの未来
    1万年前から使われるサステナブルな素材の可能性や、次世代へ向けた植栽活動など、作り手と素材の関わりを深掘りします。
  • 着物でのご来場で割引も
    2026年3月29日(日)京都府立京都学・歴彩館にて開催。着物で来場すると参加費500円が100円割引になる特典が用意されています。

目次

  • 京都の伝統工芸は、「素材」から見ると面白い
  • 登壇する2つの老舗材料店と、奥深き伝統素材の世界
    • 1733年創業・田中直染料店が紡ぐ「天然染料(Natural Dye)」
    • 明治42年創業・堤淺吉漆店が受け継ぐ「漆(Urushi / Japanese Lacquer)」
  • トークセッションの見どころ:「支える側」の言葉から紐解く、ものづくりの未来
  • 開催概要と参加方法
    • 日時・会場アクセス
    • お申し込み・着物(Kimono)での来場割引について
  • 編集部より:工芸をより深く知りたい、すべての方へ

京都の伝統工芸は、「素材」から見ると面白い

京都の伝統工芸と聞くと、西陣織や京漆器など、完成された作品群を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、それらの美しさは職人の技術だけで成立しているわけではなく、その背景で「素材」を支える人々の存在によって成り立っています。

京都という街には、長きにわたり職人や工芸作家、そして技術を学ぶ学生など、多様な「作り手」が集積する環境があります。
このものづくりの土壌を根底から支え続けているのが、質の高い素材を安定して供給し続ける「材料店」の存在です。完成品だけを鑑賞するのではなく、その命の源である素材から工芸を見つめ直すことで、私たちが普段目にすることのない独自の技術や、自然の恵みを活かすための現場の工夫が見えてきます。

今回の講座は、まさにこの素材供給の現場に立つ専門家の視点から、工芸を多角的に捉え直す機会となります。工芸の見方を広げ、その背景にある産業構造や文化の深層を理解するきっかけとなる内容です。

登壇する2つの老舗材料店と、奥深き伝統素材の世界

本イベントでは、京都で長きにわたりものづくりを支え続けてきた2つの老舗材料店の代表が登壇します。異なる特性を持つ伝統素材を扱うお二人が、それぞれの歴史と現場のリアルな状況について語ります。

1733年創業・田中直染料店が紡ぐ「天然染料(Natural Dye)」

1733年創業・田中直染料店が紡ぐ「天然染料(Natural Dye)」
株式会社 田中直染料店
一人目の登壇者は、1733年に京都の下京区松原の地で創業し、染色に関わる材料を幅広く取り扱う専門店「株式会社 田中直染料店」の10代目、田中崇輔(たなか たかすけ)氏です。同店では、創業当初から扱ってきた天然染料(Natural Dye)を現在でも主力商品の一つとして提供しています。

草木染め(Kusaki-zome / Botanical Dyeing)という古来より伝わる知恵や技術は、単に色を付けるだけでなく、植物の特性を理解しコントロールする高度な体系です。
田中氏は、これらの伝統的な知恵を現代の文化やライフスタイルへと取り込み、未来へと紡ぐ活動に力を注いでいます。その取り組みの最前線を知ることができます。

明治42年創業・堤淺吉漆店が受け継ぐ「漆(Urushi / Japanese Lacquer)」

明治42年創業・堤淺吉漆店が受け継ぐ「漆(Urushi / Japanese Lacquer)」
株式会社 堤淺吉漆店
二人目の登壇者は、明治42年創業の漆屋「株式会社 堤淺吉漆店」の4代目、堤卓也(つつみ たくや)氏です。同店は、採取された漆樹液を仕入れ、生漆(Ki-urushi / Raw Lacquer)の精製から、用途に合わせた塗漆精製、調合、調色までを一貫して手掛けています。

漆(Urushi)は、1万年前から日本の風土で使われてきた、非常に強靭でサステナブルな天然素材です。
堤氏は、この漆を伝統の枠に囚われない次世代の素材として捉え、その可能性を追求するとともに、漆の木の植栽の輪を広げる活動にも尽力しています。

トークセッションの見どころ:「支える側」の言葉から紐解く、ものづくりの未来

本講座の大きな特徴は、自ら作品を作る作家や職人ではなく、現場に材料を供給し続ける「支える側」の専門家だからこそ見えている課題や知見に触れられる点にあります。
講演と対談を通して、普段は目にすることの少ない素材の世界や、伝統工芸を支える現場の工夫と挑戦に迫ります。

気候変動による天然素材の収量の変化や、需要の移り変わりに対し、材料店はどのように立ち向かい、品質を維持しているのか。
作り手と対話を重ねながら、現代のニーズに合わせた新しい素材のあり方を模索する姿は、京都のものづくりの奥深さを感じさせます。伝統を継承するだけでなく、次の時代へとひらくための挑戦について語り合うこの対談は、工芸に関心のある方にとって多くの示唆が得られる内容といえます。

開催概要と参加方法

読者の皆様がスムーズにイベントへご参加いただけるよう、開催概要およびお申し込み方法をまとめました。
事前申込制・先着順となりますので、ご興味のある方は早めのお手続きをおすすめします。

日時・会場アクセス

  • 日時: 2026年3月29日(日)14:00〜15:30(受付開始 13:00〜)
  • 会場: 京都府立京都学・歴彩館 大ホール(Kyoto Institute, Library and Archives)
  • アクセス: 京都市営地下鉄「北山駅」下車 南へ徒歩約4分、または京都市バス「府立大学前(北大路通)」下車 北へ徒歩約5分
  • 駐車場: 敷地内にコインパーキングを併設

お申し込み・着物(Kimono)での来場割引について

  • 定員: 480名(事前申込制・先着順)
  • 料金: 500円 ※当日会場にて現金またはPayPayでお支払いください。
  • 特別割引: 着物(Kimono)でお越しの方は100円割引となります。
  • 申込締切: 3月28日(土)17:00まで(※定員に達し次第受付終了)
  • お申し込み方法: 下記の京都府立京都学・歴彩館のイベント詳細ページ(申込フォーム)、またはお電話(075-723-4831)[受付時間]9:00~17:00 にてお申し込みください。
  • 京都府立京都学・歴彩館 イベント詳細ページ

編集部より:工芸をより深く知りたい、すべての方へ

完成された作品を愛でる視点から一歩踏み込み、その背後にある素材と人の物語に耳を傾ける。
本講座は、皆様の工芸に対する理解を深め、新たな視点を提供する貴重な機会となります。日本の美意識の源流を深く知りたい国内外の工芸ファンはもちろん、ものづくりの背景にある構造に関心を持つすべての方にとって、参加を検討したい講座です。

春の気配が深まる3月末の京都。着物で足を運び、知的好奇心を満たす特別な時間を過ごすのも良い選択かもしれません。
工芸ジャポニカ編集部も、このトークセッションの内容に注目しています。
関心のある方は、会場で直接専門家の声を聞いてみてはいかがでしょうか。

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