角 俊弥
木工作家
About
木と対話し、手彫りの揺らぎを器に宿す
石川県出身。富山県福野市で鉋や鑿、彫刻刀などの研ぎや使い方を学び、縄文文化やアイヌ文化からも影響を受けながら、木工の表現を深めてきた木工作家。
作品は中彫りから手彫りで仕上げられ、削りの跡やわずかな揺らぎを残した造形には、工業製品にはない静かな温もりが宿る。
素材との出会いを大切にし、その木がもっとも生きる用途、サイズ、かたちを見極めながら制作を行う。材料には主に県産材を用い、事情があって倒さなければならなくなった木を引き受け、チェンソー製材、自然乾燥、製作に至るまで一貫して手がけている。その姿勢には、木が生きてきた時間への敬意と、素材と対話しながらかたちを導いていくまなざしが感じられる。
漆塗りについては輪島や沖縄などで助言を受けながら技術を磨き、お椀やカップの内側には蒔地による下地をしっかり施したうえで上塗りを行うなど、日々の使用に耐える堅牢さにも心を配る。
2023年には神楽坂・土脈にて関東初の個展を開催。作品は、ふと手に取りたくなり、あとからも印象が静かに残る器として紹介された。さらに2025年には、隣町・防府市の藍染職人 草衣氏との協働による藍染めの作品も発表。手彫りの質感に藍の艶やかな表情が重なることで、木の器に新たな魅力をひらいている。
Biography
- 2023
神楽坂・土脈にて関東初の個展を開催 - 2025
防府市の藍染職人 草衣氏との協働による藍染め作品発表
Portfolio
手彫り お椀 カップ 蒔地 漆塗り
手彫り お皿 漆塗りスリップウェア風
手彫り カップ 内側 蒔地 漆塗り 外側 藍染作家 草衣 灰汁発酵立藍染