新潟県三条市で開催される「三条クラフトフェア in 槻の森」は、全国から集まった約180組のクラフトマンが手作り作品を展示・販売する、地域最大級のクラフトイベントです。

会場では、陶器や木工、ガラス、革製品など、多彩なジャンルのクラフト作品が並びます。また、作り手との交流やワークショップも楽しめるため、家族連れやクラフト愛好家にとって見逃せないイベントとなっています。

この記事では、開催日程やアクセス方法、会場の見どころ、楽しみ方のポイントなどを詳しく紹介します。初めて訪れる方も、毎年楽しみにしている方も、ぜひ参考にしてください。

第16回三条クラフトフェア in 槻の森とは?


新潟県三条市で毎年初夏に開催される「三条クラフトフェア in 槻の森」は、全国から集まったクラフト作家が自慢の作品を展示・販売する屋外型のクラフトイベントです。

2025年で16回目を迎え、毎年多くの来場者でにぎわう北陸エリア屈指のクラフトフェアとして知られています。

燕三条の匠が一堂に会する北陸最大級クラフトイベント

三条市は、世界に誇る金属加工技術を有する「燕三条」エリアに位置し、日本のものづくり文化を支えてきた地域です。包丁や洋食器、工具など、多岐にわたる金属製品の製造が盛んで、その技術力の高さは国内外で高く評価されています。

「三条クラフトフェア in 槻の森」では、この地で活躍する地元の職人たちが自らの手で作り上げた逸品を披露するだけでなく、全国から約180組のクラフト作家が集結します。陶芸、木工、皮革、ガラス、布小物など、多彩なジャンルの作品が並び、来場者は見て、触れて、購入することができます。

出展作家の多くがブースに立ち、来場者との対話を楽しんでいるのも、このフェアの魅力のひとつです。作品に込められた想いや素材選び、制作の裏話を聞くことで、単なる“モノ”ではなく、“ストーリーのある一点”として手にする喜びが増します。

ものづくりの魅力を肌で感じ、全国の匠たちとの出会いを楽しめるこの機会は、クラフトファンはもちろん、初心者にもおすすめです。

木陰の「槻の森」で楽しむアウトドア型マーケット

フェアの会場となる「槻の森(けやきのもり)」は、三条市総合運動公園内にある緑豊かな芝生広場で、ケヤキの大木が立ち並ぶ自然の中にあります。この開放的な空間にクラフト作家のブースが並び、まるで森の中の手作り市に迷い込んだような感覚が味わえます。

木陰にレジャーシートを広げてピクニック気分でのんびり過ごす家族連れの姿も多く、会場全体がリラックスした雰囲気に包まれます。木々の間をそよぐ風や鳥のさえずりを感じながらクラフトを楽しめるのは、屋内イベントでは味わえない醍醐味です。

会場には、地元の食材を使ったグルメを提供するキッチンカーや飲食ブースも多数出店。焼きたてのパンやカレー、スイーツ、コーヒーなどバリエーションも豊富で、食事も楽しみのひとつになっています。

大自然の中で、アートと食と癒しが融合する特別な1日を過ごすなら、「槻の森」でのクラフトフェアはまさに理想的な場所です。

子どもも参加OK!ワークショップとライブが充実

三条クラフトフェアでは、大人だけでなく子どもも楽しめる体験プログラムが充実しています。会場各所で開催されるワークショップでは、親子で参加できる「木工教室」や「アクセサリーづくり」「紙すき体験」などが用意され、ものづくりの楽しさを直に味わうことができます。

小さな手で木を削ったり、色とりどりのビーズを選んでアクセサリーを作ったりと、完成したときの達成感や笑顔は、かけがえのない思い出になります。作った作品をそのままお土産にできる点も人気の理由です。

さらに、特設ステージでは地元アーティストによる音楽ライブやパフォーマンスが開催され、会場は一層のにぎわいを見せます。アコースティックな演奏や太鼓の演舞など、自然の中で心地よい音楽に包まれながら過ごすひとときは、フェアの忘れがたい魅力のひとつです。

「見る・買う・作る・聴く」のすべてが揃った三条クラフトフェアは、まさに五感で楽しめるイベント。家族でのお出かけ先を探している方にも、自信を持っておすすめできる体験型フェスです。

開催概要と参加方法をチェック【2025年版】



「第16回三条クラフトフェア in 槻の森」は、自然豊かな会場で、手仕事の魅力を存分に体感できる2日間となっています。以下に、以下に、第16回三条クラフトフェア in 槻の森の開催概要と参加方法について詳しく紹介します。

開催日・時間・会場マップ(三条市総合運動公園)

  • 開催日時:2025年6月21日(土)10:00~16:30 | 2025年6月22日(日)9:00~16:00
  • 会場:三条市総合運動公園内 芝生広場(新潟県三条市月岡4丁目36-1)

アクセス

  • JR信越本線「東三条駅」よりバスで約10分(無料シャトルバス運行予定)
  • 北陸自動車道「三条燕IC」より車で約30分

会場となる三条市総合運動公園は、広大な敷地を有し、芝生広場や多目的広場などが整備されています。
自然に囲まれた環境で、ゆったりとクラフト作品を楽しむことができます。

入場料・前売りチケット購入手順と当日受付

  • 入場料:無料
  • 前売りチケット:不要
  • 当日受付:不要

本イベントは、入場無料で事前のチケット購入や受付は必要ありません。どなたでも自由に参加できます。ただし、混雑が予想される時間帯もありますので、余裕を持って到着するようにしましょう。

荒天時の開催可否と公式SNSでの最新アナウンス

第16回三条クラフトフェア in 槻の森は、雨天でも開催されます。ただし、荒天時には一部プログラムの変更や中止となる場合があります。最新の情報は、公式SNSで随時発信されますので、来場前に確認しておくと良いでしょう。

最新情報、公式SNS

公式HP:https://sanjocraft.com/
Instagram:https://www.instagram.com/sanjo_craftfair/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100064653641521

初めてでも迷わない!フェアの楽しみ方と持ち物

三条クラフトフェアは、全国から約180組のクラフト作家が集う北陸最大級のクラフトイベントです。そのため、広大な会場を効率よく巡り、快適に過ごすための準備を整えておくことで、クラフトフェアの魅力を存分に味わえるでしょう。

効率的なブース巡りルートと混雑回避のコツ

会場となる三条市総合運動公園は広大で、ブースが点在しています。効率的に巡るためには、事前に公式サイトで公開される会場マップを確認し、訪れたい作家やワークショップの場所を把握しておくことが重要です。

混雑を避けるためのポイントは以下の通りです。

  • 早めに来場する
  • 昼食時間を少しずらして取る
  • 芝生広場など休憩エリアをうまく活用する
  • また、公式SNSでは当日の混雑状況やおすすめ情報が随時更新されるため、フォローしておくと便利でしょう。

    持参していきたいアイテムリスト

    快適にイベントを楽しむために、以下のアイテムを持参することをおすすめします。

  • レジャーシート
  • モバイル決済対応のスマートフォン
  • エコバッグ
  • 帽子や日焼け止め
  • 飲み物
  • モバイルバッテリー
  • 雨具(折りたたみ傘やレインコート)
  • これらのアイテムを準備することで、当日を快適に過ごすことができます。

    撮影するときのマナーと注意点

    イベントでは、美しいクラフト作品や魅力的に飾られたブースを写真に収めたくなることも多いでしょう。しかし、出展作品は作家の大切な創作物であり、撮影には一定のマナーを守ることが求められます。以下のポイントを押さえることで、作家や他の来場者とのトラブルを避け、心地よくイベントを楽しむことができます。

    撮影許可の確認

    すべての作品が自由に撮影可能とは限りません。特にデザイン性の高い作品や、商品化を前提としたプロトタイプ作品は、無断撮影を嫌う作家も少なくありません。気になる作品を撮影したい場合は、まず「撮ってもいいですか?」とひと声かけるようにしましょう。

    多くの作家は、声をかけられることで好意的に応じてくれます。コミュニケーションのきっかけにもなり、作品への理解が深まることもあります。

    他の来場者への配慮

    写真撮影に夢中になるあまり、通路をふさいだり、他の来場者の視界を遮ったりすることは避けましょう。特に混雑時には、撮影のタイミングや立ち位置に注意し、後ろに他の人が並んでいないかなどを意識するとスマートです。

    また、小さな子どもがいる家庭やプライバシーを気にする人もいるため、周囲の人が写り込むような構図では声をかけて確認するのが理想です。

    フラッシュの使用

    フラッシュ撮影は、作品の色味を損ねる可能性があるほか、他の来場者や作家に驚きを与えたり、不快にさせてしまうことがあります。特に屋外の自然光が豊かな環境では、フラッシュを使わなくても十分にきれいな写真が撮影できます。

    可能であればスマートフォンやカメラの明るさ設定を調整し、自然光を活かした撮影を心がけましょう。

    SNS投稿時の配慮

    写真をSNSに投稿する際には、撮影許可だけでなく「SNSに投稿しても良いか」を作家に尋ねることも重要です。
    販売前の作品や、限定公開のものなど、オンラインでの公開を控えたいケースもあるからです。

    また、作家名やブランド名、出展ブース番号を一緒に紹介すると、見ている人にも有益な情報となり、作家への敬意も伝わります。これらのマナーと心配りを意識することで、作品と作家へのリスペクトを示しつつ、自分自身も気持ちよくイベントを楽しむことができるでしょう。

    まとめ

    「第16回三条クラフトフェア in 槻の森」は、新潟県三条市で開催される北陸最大級のクラフトイベントです。燕三条の職人技を体感できるだけでなく、全国から集まる多彩なクラフト作家との出会いや、自然の中でゆったりと過ごせる心地よさが魅力です。

    初めての方でも事前の情報収集と準備があれば安心して参加でき、クラフトの世界を深く楽しめる絶好の機会です。自然、手仕事、地域の文化が一体となった三条クラフトフェアに、ぜひ足を運んでみてください。

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    日本の伝統工芸の魅力を世界に発信する専門家集団です。人間国宝や著名作家の作品、伝統技術の継承、最新の工芸トレンドまで、幅広い視点で日本の工芸文化を探求しています。「Kogei Japonica 工芸ジャポニカ」を通じて、伝統と革新が融合する新しい工芸の世界をご紹介し、日本の伝統文化の未来を世界とつなぐ架け橋として活動を行っています。

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